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2020年8月29日
【特別コラム】誰も置き去りにしない社会

人間にとって本当に大切なことは、互いを思いやる心です。

 

SDGs(持続可能な開発目標)では、2030年までに達成すべき17の目標を達成し、「誰も置き去りにしない」社会をつくることをゴールに掲げている。

 

新型コロナウイルスを通して私たちは、本当に向き合うべき問題に今まさに、直面しているのかもしれないのです。

 

差別やいじめ、人権侵害などは他人事ではなく自分事として捉えるべき。

 

誰しも自分と家族だけでは生きていくことはできません。

 

このコロナ問題をきっかけに、それぞれが社会とどう向き合い、お互いを大切にしながらどう生きていくかを痛切に感じています。特に子どもたちには、『差別やいじめは絶対にいけないことだ』と学ばせ、成長していってほしいと思いますし、そのためには大人がお手本を見せなければいけません。

 

その大人が自粛の強要や、医療従事者の家族である子供に対して「学校に来てはいけない・・・これは差別ではなく他の人達に迷惑だから」と平然と言い放っています。

 

実際、国際社会を見ても、弱い立場にいる人々が偏見や差別、いじめの対象になりやすい。難民、先住民、外国人、女性、障碍者。そしてコロナ感染者とその周辺。

 

日本の『コロナ差別』は世界で起こっている差別と無関係ではありません。正しい理解と正しいメッセージを皆が発信することで、弱い立場の人々の助けになることができるのです。SNSのまことしやかで不確かな煽動に目を奪われてはいけないのです。

 

 

日本では「自粛警察」「東京差別」という言葉があります。 

 

例えば感染者ゼロだった岩手県の地元紙『岩手日報』には、緊急事態宣言下に故郷の岩手で営まれた父親の葬儀のために東京から帰省したところ、親族から「万が一、おまえがウイルスを岩手に持ち込んで感染が広がったら、自分たちはここに住めなくなる」と懇願され、参列を諦めたというエピソードが掲載されました。

 

また、つい先日青森市での事。

 

東京都内からお盆帰省した方の家の玄関先にメモが投げ込まれ、

 

「なぜ帰ってきたのですか!非常識です。近所には年寄りも子供も大勢います。はっきり言って迷惑です。さっさと帰ってください!」

 

その方は帰郷に苦慮しましたがPCR検査を自費で受け陰性となり、墓参を決めたのです。

 

罹患したわけでもなく感染多発地域から帰省しただけで、この様になります。

 

関東近県、愛知、大阪など多発地域から地方に往来すれば同じことが起こっているのでしょう。

 

 

 

この様な差別をする人たちは、感染した人が一定期間入院し、陰性となり退院したとしても、同じような差別を繰り返す可能性が高いのです。もし自分が逆の立場になったとしたら・・親の葬式にも出席できない、或いは子供の婚礼にも。更には会社にも、学校にも・・行けなくなるのです。収入もなくなり生きてもいけなくなる・・

 

感染の危険と隣り合わせでウイルスと戦う医療従事者だけでなく、感染症の危険を背負いながら仕事をしている人は大勢います。わたし達もそうです。

 

そういう従事者を「エッセンシャルワーカー」と言うのだそうです。

 

暮らしの中で無くてはならない仕事。医療に限らず、介護、バス、鉄道、スーパー、タクシー、宿泊施設、冠婚葬祭などなど。

 

社会に果たす役割と同時に仕事をして生活しなければならないのです。

 

 

 

感染者やその家族、或いは感染多発地域に住んでいる人を「迷惑」「危険」「リスク」と決めつけている人は、それでも暮らして行かなければいけない人々の窮状など知る由もないのでしょう。

それぞれの事情を思いやる優しさはわたし達にはあるはずです。

 

 

WITHコロナ。

 

インフルエンザと同じように、ワクチンが開発され接種してもまた罹患します。コロナもインフルエンザも常に身近な所にいて、それぞれ対処しながら生活していくことになるのでしょう。

 

 

最後に山中伸弥教授の言葉を引用させて頂きます。

 

「私たちは普段、社会、周囲に守られて仕事したり、色んなことを楽しんだりすることができています。今まさに私たちが社会を守る時です。」

 

令和2年8月某日  ブライト信州株式会社 広報部

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