冠婚葬祭の豆知識

TIPS

結婚式のやり方にまつわる豆知識

①結婚式の種類と決め方
結婚式は主にキリスト教式、神前式、人前式の3つがあります。「誰に」「何を」「どの様な形で誓うのか」ご自身の希望を明確にして決めるようにしましょう。
②長野県の結婚式の特徴
長野県の結婚式はおもてなし重視!ゲスト1人あたりの引出物の費用が他県に比べて高めだったり、お揃いのアイテムを身に着けてもらいドレスコードを設けるなど、一体感が感じられる演出を取り入れるタイプが多いようです。
③「顔合せ」と「結納」どこまでやる?
顔合せのみ行ったカップルが約73%、結納のみが約5%、両方行ったのが約19%。顔合せを行うのが主流の様です。
④「あとふき」知っていますか?
披露宴がお開きになった後で、両家の親族のみで簡易的お食事会を行う事があります。これをあとふきと言います。

結婚式にまつわるジンクスの豆知識

①ジューンブライド(六月の花嫁)
6月に結婚式をすると、幸せになれると言うジンクス。1度は耳にしたことがあるかとおもいます。ジューンブライドの始まりには諸説ありますが、ここではギリシャ神話にまつわる豆知識をご紹介します。 ギリシャ神話にヘラという女神が登場します。ヘラは6月を守護する神で、結婚をつかさどると言われています。なので6月に結婚式をすると、ヘラの加護を受けて幸せになれると言われています。
②サムシング・フォー(Something Four)
新婦様が以下の4つの物を身に着けると、幸せになれるというジンクス。
1.サムシング・ブルー(Something Blue)
純潔・信頼を意味する青色のアイテムを身に着けること。新婦様の清らかさを周囲に強調する事ができます。
2.サムシング・オールド(Something Old)
祖母や母から受け継いだ衣裳やアクセサリーを身に着けること。代々受け継がれた物は「安定した家庭」や「家族の繋がり」を象徴するためです。
3.サムシング・ニュー(Something New)
新しい物を身に着けること。新しい物はこれからの人生を表し、これから歩む未来が輝かしいものになるように、との願いが込められています。
4.サムシング・ボロ―(Something Borrow)
友人や知人から借りたものを身に着けること。幸せな結婚生活を送っている友人から、幸せをお裾分けしてもらえると言われています。欧米ではヴェールを借りることが一般的なようです。

衣裳にまつわる豆知識

①白いウエディングドレス
ウエディングドレスの発祥は古代ローマ時代とも言われています。19世紀までのウエディングドレスは、赤や青、黒などの色を使ったものが多く、煌びやかな宝石を散りばめた豪華なものでした。現在の形が定着したのは、19世紀イギリスで開かれたヴィクトリア女王の結婚式がきっかけとされています。ヴィクトリア女王は、当時では珍しい白いウエディングドレスに身を包み、それを見た貴族達がこぞって真似を始めたため大流行となり、今日では白いウエディングドレスが一般的となったと言われています。
②ウエディングヴェールに込められた意味
女性の憧れとも言えるウエディングヴェールは、女性の美しさを引き出してくれる以外にも、素敵な意味が込められています。ヴェールは新婦様を邪悪なものから守る一種の魔除けの意味があります。このヴェールを上げる事ができるのは、新婦様を守ると誓った新郎様にのみ許されているんです。
③白無垢
日本の伝統的な婚礼衣裳である白無垢にも、色々な意味が込められています。白い衣裳を身に纏う事で、「身の潔白」を表すと共に、「嫁ぎ先の家風に染まります」という日本古来の奥ゆかしい女性を演出しているとも言われています。

仏事の服装(ドレスコード)常識・非常識

①葬儀式の場合
一般的には略礼服(黒のフォーマル)がベストです。女性は黒のワンピースかツーピース、パンツスーツでも良いでしょう。アクセサリーも結婚指輪以外はなるべく避け、バッグも地味目な物が無難です。唯一、真珠のネックレスは正装とされていますので、着用するのであればなるべく珠の小さい物が良いと思います。
また、急なご焼香の場合もあるので、地味なビジネススーツでも良いでしょう。ただ、男性はやはり黒のネクタイの方が無難です。
②通夜の場合
フォーマルではなくビジネススーツでも構いません。急な知らせで駆けつけるという事もあり、スーツではなくても良いのですが、そういう場合でも地味目の服装が良いでしょう。ジーパンやノースリーブなどは避けましょう。
最近都市部では、葬儀よりも通夜の時に会葬される方が非常に多くなっております。この際はやはり葬儀と同じ服装がベストです。
③ご法事の場合
略礼服(黒のフォーマル)が良いでしょう。故人との関係性に多少影響を受けますが、1周忌までは略礼服が無難です。それでは3回忌以降は?となると喪主から「是非平服で」と要望が無い限りは、同様に略礼服が安心です。

葬儀会葬の必需品

三点セット
1.数珠 2.袱紗(ふくさ) 3.お香典
1.の数珠についてですが、宗派によって持ち方が違うこともありますが、あまり気にしなくて良いでしょう。実は、ご寺院方に伺うとお数珠は無くても良いのだそうです。心を込めて手を合わせさえすれば、無くても構わないと仰います。ですが、お数珠はやはり必需品と考える方も多く、ご葬儀の際にお貸しするケースもございます。持っていないと落ち着かないという気持ちもよく判ります。もし忘れても慌てて購入までしなくても良いということなのだと思います。
2.の袱紗はお香典を入れる長財布状の袋です。のし袋をそのまま内ポケットに入れてしまうと、水引が曲がったり縒れたりしますので、なるべく使ってください。
3.のお香典に関しては表書きが宗教、宗派によって変わりますのでご注意ください。稀に中身が入っていないものもありますので、ご注意ください。
主な香典の表書きについて
1.仏式の場合
「御霊前」と書く事が一般的です。浄土真宗の場合「御佛前」と書きます。
2.キリスト教の場合
「御花料」とします。キリスト教では献花をする事に由来します。
3.神式の場合
「御玉串料」とします。尚、宗旨不明の様な場合には「御霊前」としておくのが無難でしょう。

お清め塩

最近ご焼香をされる時、式場や会葬礼状の中にお塩がない事が多くなったと思われませんか?葬儀の始まりは「神道」が最初で、土葬の習慣もあり「死」を不浄とする考えから手水で手を洗い、お塩を肩にかけたりする慣習がそのまま仏式にも残ってしまったのが実情です。元々仏教では「死者」を不浄とする考え方は無いので、清め塩は必要ないのです。確かに自分の親が死んだからと言って、不浄とは考えませんよね。そのような事から、仏式の葬儀においてはこれからもお清め塩の使用は更に少なくなっていくと思われます。

お墓の悩み

最近マスコミでよく取り上げられる「無縁仏」。様々な事情でお墓を継承出来る人がいなくなってきました。そこで多くなっているのが「納骨堂」あるいは「合葬墓」です。「樹木葬」なども一定期間を過ぎると合葬することが多いようです。或いは「海洋散骨」も少しずつ増えてきているようです。この場合は殆ど散骨しますが、一部は手元に残し、傍で供養するケースも多いようです。費用についてはご相談ください。

戒名について

多くの宗教宗派では仏名のことを戒名と呼びます。仏名とは、仏の弟子になった証として授けられ名前です。戒名はご葬儀までに、菩提寺の僧侶につけてもらいます。但し、菩提寺が遠方にあったり、宗派が分からない場合などはご相談ください。菩提寺があるのに勝手に戒名を付けてしまうと、いざ納骨、埋葬する段階で、受け入れを断られたり、戒名を付け直さなけらばならない、といった事態にもなりますのでご注意ください。

仏壇について

①仏壇の購入について
仏壇は故人を偲び、供養するための場であるとともに、法要やお彼岸、お盆の時などには大切な宗教儀式の象徴ともなります。一般的には、四十九日や一周忌に合わせて購入する人が多いようです。
仏壇には檜や杉を用いて、漆塗り・金箔仕上げを施した「金仏壇(塗り仏壇)」、黒檀や紫檀など木材が持つ風合いをそのまま生かした「唐木仏壇」等があります。
仏壇は種類や形が様々で、価格帯も非常に幅が広いので、宗派や予算などを十分に考慮したうえで購入するようにしましょう。日頃から仏壇に手を合わせて、故人を敬慕する気持ちを忘れずにいたいものですね。
②仏壇を置く場所について
一昔前までは、どこの家庭にも仏間があり、そこに仏壇を置くことが一般的でした。しかし、現代の住宅事情を考えると、特別に仏間を設けるのは難しいと言えます。最近ではリビングやダイニングにおける家具調仏壇等も多く出回っていますので、あまり堅苦しく考えずに、ご家庭の間取りに応じた最適の設置場所を検討されるのが良いでしょう。

エンディングノート

自分に万が一の事が起きた時のために、伝えておくべき様々な事項をまとめてノート形式で保存しておけるのが、エンディングノートです。エンディングノートを書いておくと、直接伝えにくい事柄なども、確実に伝える事ができます。残された人にとっても、当人の意向が分かるので、ご葬儀の際の悩みが軽減されるでしょう。エンディングノートを書く際は、その存在をしっかりと家族や近しい人に伝える様にしましょう。

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